« 家庭菜園は難しい | トップページ | cabbage batterfly から守れ »

農園の周囲の藪が消える

  • 前にもブログで紹介したが、我が家の隣地は畑地を数十年間放置し、クヌギ、藤、ヌルデ、その他雑木、そして笹が生い茂り茂り、ジャングルとなっていた。                                                                           タヌキ、ハクビシンの棲みかともなり、私が畑を耕して、播種した所を踏み荒らしたり、さてはモロコシを明日収穫しようと期待した翌日、すっかり、根元から押し倒し、実を全部食い荒らす始末、モロコシの栽培は此処数年間作って居ない。                                             秋ともなれば、落葉が北風に、庭、屋根そして樋に所構わず吹き溜まる。            

  • 遂に周辺の声に、地主は2月、業者に依頼、ジャングルを伐採、整地した。 ささやかな農園の隣地は、すっかり昔の風景に戻った。                                                    

Img_0757

                                                                     

Img_0768_2

  境界に我が家の3本のブナが有る。ついでに切り倒してもらう。                此れもブログで紹介したが、シイタケの初めての収穫に感激した事をおもいだす 再度、挑戦。ブナの原木も多いこともあり、今回はシイタケ、他にナメコ、クリタケも作ることにした。                                

Img_0770_2

                                                                                                                                  原木の作り方の概略は手引き書に従って行うことにした。                             先ず切り倒して1~2月間放置し(枝干し)、次いで1m位の長さに切り(玉切り)、接種し(千鳥植え)て、横積み(仮伏せ)に暫くする。                                                                                                                                                                         

更に1月ほど枝干しを経てから、(本伏せ)を行う。本伏せは其々のキノコに依り方法が異なる。         シイタケは良く知られて居る(合掌伏せ)、他に(よろい伏せ)、(井桁伏せ)などがある。                                                                                                                       ナメコは直接地面に並べる。    クリタケは土壌に浅くうめる。                  実際には手引き書どうり、手際良く上手くは全然行かなかった。                                            

ナメコの学名は、二名法で(Pholiota nameko S,Ito et Imai) である。属名(genus)のPholiotaとはギリシャ語で ”うろこ” を意味し、続く種小名のnamekoは和名の滑子(ナメコ)から付けられたものである。命名時、此のキノコの産地は唯一、日本だけだったらしい。命名者も勿論日本人である。                                                      

Img_0772_3

シイタケは学名を(Lentinus edodes Sing)と言い、Lentinusとはラテン語で”柔軟、強靭”の意で、edodesとは”江戸”の事を指し、シイタケの産地日本を表している。              シイタケは朝鮮、中国などにも広く分布しているらしいが、日本産に命名されたらしい。                                              

此の春,(ザートウィッケン)が土手に群落を為して大発生した。                    私が小学生頃、親父が牛の肥糧の一助にと、栽培した牧草の子孫である。親父の言によると、其の牧草はドイツより輸入されたザートウィッケンと言う名であった。                      

Img_0767

    其れから、数十年経った今、私は、ささやかに農園を継いでいる。土手に此の草が、数本咲いているのを懐かしく思い出したのは、未だ最近数年の事である。                  周辺で見たことも無かったので、他所には無い我が家だけの親父の遺産、大切にしなければと思い、そして此の名も忘れないようにして来た。                         

Img_0766

     ある時、”牧場には有り触れた当たり前の草である”、と知らされ、早速I,T,で調べた。   其れによると、ソラマメ属に属して、和名も(オオヤハズエンドウ)とあった。そして、最近の 高島、傍島、村上共著の図鑑を早速調べた。コモンベッチ(common vetch)と言う名で出ていて、”地中海原産で、大正初期にドイツより導入された”とあった。早くから日本にあったのだ。                                                      今まで、全然知らなかったのだ。本当に驚いた。然も何んと大正時代より栽培されていて、ごく牧場には有り触れた草だったのだ。                                        村越、牧野の両図鑑に此のドイツ名が載っていなかったので、当時日本には存在しない物と思い込んでいたのだ。 私の勉強不足であった。                                       ザ-トウィッケンの学名は(Vicia sativa Linn)である。Viciaは”巻き付く”と言う語で、蔓性の植物を意味し、sativaは、稲の種小名も同じだが、“栽培する”を意味し、育種されて来たものらしい。  何れにしても他人には、全然興味の無い草かもしれない。が、私には思い出の多い、懐かしい草である事に変わりない。

       

                      

|

« 家庭菜園は難しい | トップページ | cabbage batterfly から守れ »

草 木」カテゴリの記事

コメント

子供の頃からみていたつる草も外来種だったとは驚きです。考えてみれば日本には大昔から、海外からありとあらゆる物が入って来ているんですものね。いま生き残っているのは、日本の風土に合わせて進化してきたのでしょうね。前にも書きましたが、植物が地面の一所を占領する様はまるで意思のある戦いをしているようにみえました。その激しい生存競争を知れば野に咲く花は可憐だ 癒されるなどと暢気な事いっていられないですね。 大空を自在にとぶ鳥は自由でいい 鳥になりたいなどと 気楽な事をいう人がいますが、鳥に言わせれば毎日ひやひやして生きている、人間は気楽でいいと怒られると思います。固有種というものは、競争がなかった分弱いのでしょうね。最近増えた鹿、イノシシ、ハクビシン、タヌキなどはオオカミがいればそんなに増えないはずですが、まさかシベリヤオオカミを放すわけにもいかないでしょうから。どこへいっても野生動物の農作物の被害が大きいようです。遺伝子操作でなんとかならないでしょうかね。

投稿: 今日四朗 | 2010年8月12日 (木) 03時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/466563/35155833

この記事へのトラックバック一覧です: 農園の周囲の藪が消える:

« 家庭菜園は難しい | トップページ | cabbage batterfly から守れ »