« 2009年10月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

農園の周囲の藪が消える

  • 前にもブログで紹介したが、我が家の隣地は畑地を数十年間放置し、クヌギ、藤、ヌルデ、その他雑木、そして笹が生い茂り茂り、ジャングルとなっていた。                                                                           タヌキ、ハクビシンの棲みかともなり、私が畑を耕して、播種した所を踏み荒らしたり、さてはモロコシを明日収穫しようと期待した翌日、すっかり、根元から押し倒し、実を全部食い荒らす始末、モロコシの栽培は此処数年間作って居ない。                                             秋ともなれば、落葉が北風に、庭、屋根そして樋に所構わず吹き溜まる。            

  • 遂に周辺の声に、地主は2月、業者に依頼、ジャングルを伐採、整地した。 ささやかな農園の隣地は、すっかり昔の風景に戻った。                                                    

Img_0757

                                                                     

Img_0768_2

  境界に我が家の3本のブナが有る。ついでに切り倒してもらう。                此れもブログで紹介したが、シイタケの初めての収穫に感激した事をおもいだす 再度、挑戦。ブナの原木も多いこともあり、今回はシイタケ、他にナメコ、クリタケも作ることにした。                                

Img_0770_2

                                                                                                                                  原木の作り方の概略は手引き書に従って行うことにした。                             先ず切り倒して1~2月間放置し(枝干し)、次いで1m位の長さに切り(玉切り)、接種し(千鳥植え)て、横積み(仮伏せ)に暫くする。                                                                                                                                                                         

更に1月ほど枝干しを経てから、(本伏せ)を行う。本伏せは其々のキノコに依り方法が異なる。         シイタケは良く知られて居る(合掌伏せ)、他に(よろい伏せ)、(井桁伏せ)などがある。                                                                                                                       ナメコは直接地面に並べる。    クリタケは土壌に浅くうめる。                  実際には手引き書どうり、手際良く上手くは全然行かなかった。                                            

ナメコの学名は、二名法で(Pholiota nameko S,Ito et Imai) である。属名(genus)のPholiotaとはギリシャ語で ”うろこ” を意味し、続く種小名のnamekoは和名の滑子(ナメコ)から付けられたものである。命名時、此のキノコの産地は唯一、日本だけだったらしい。命名者も勿論日本人である。                                                      

Img_0772_3

シイタケは学名を(Lentinus edodes Sing)と言い、Lentinusとはラテン語で”柔軟、強靭”の意で、edodesとは”江戸”の事を指し、シイタケの産地日本を表している。              シイタケは朝鮮、中国などにも広く分布しているらしいが、日本産に命名されたらしい。                                              

此の春,(ザートウィッケン)が土手に群落を為して大発生した。                    私が小学生頃、親父が牛の肥糧の一助にと、栽培した牧草の子孫である。親父の言によると、其の牧草はドイツより輸入されたザートウィッケンと言う名であった。                      

Img_0767

    其れから、数十年経った今、私は、ささやかに農園を継いでいる。土手に此の草が、数本咲いているのを懐かしく思い出したのは、未だ最近数年の事である。                  周辺で見たことも無かったので、他所には無い我が家だけの親父の遺産、大切にしなければと思い、そして此の名も忘れないようにして来た。                         

Img_0766

     ある時、”牧場には有り触れた当たり前の草である”、と知らされ、早速I,T,で調べた。   其れによると、ソラマメ属に属して、和名も(オオヤハズエンドウ)とあった。そして、最近の 高島、傍島、村上共著の図鑑を早速調べた。コモンベッチ(common vetch)と言う名で出ていて、”地中海原産で、大正初期にドイツより導入された”とあった。早くから日本にあったのだ。                                                      今まで、全然知らなかったのだ。本当に驚いた。然も何んと大正時代より栽培されていて、ごく牧場には有り触れた草だったのだ。                                        村越、牧野の両図鑑に此のドイツ名が載っていなかったので、当時日本には存在しない物と思い込んでいたのだ。 私の勉強不足であった。                                       ザ-トウィッケンの学名は(Vicia sativa Linn)である。Viciaは”巻き付く”と言う語で、蔓性の植物を意味し、sativaは、稲の種小名も同じだが、“栽培する”を意味し、育種されて来たものらしい。  何れにしても他人には、全然興味の無い草かもしれない。が、私には思い出の多い、懐かしい草である事に変わりない。

       

                      

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2009年10月 | トップページ | 2010年9月 »