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続 早春の花

           黄梅

 Img_0509blog_5 オウバイ(黄梅)が我が家の入り口の石垣、北東側の一廓が暖かいのか早く満開になった.北向き側はやや遅れている.
植えて、もう大分経っている.手入れといえば、刈り込むぐらいだが、毎年、必ず名前の由来ともなる鮮黄色の梅に似た花を、梅と同時期に咲き早春らしい雰囲気を感じさせてくれる.
ただ此の花は香りが無いのが惜しい.実も生らない.
八重咲もあるらしいが、見たことが無い.

Img_0508_blog_4 黄梅は中国原産で、中国では黄梅で無く迎春花、金腰花などと呼ばれている.
日本には徳川時代に渡来した.ヒイラギ科で仲間にモクセイ(木犀)がある.

      

      

          

      

        (サンシユ)   山菜茰

Img_0511_2 黄梅と前後してサンシュユ(山菜茰)が咲き出していた.
 一つ一つの花は小さく、木全体が淡い薄黄色で目立たないので、開花に気づくのがやや遅れた. 
サンシュユは別名ハルコガネバナ、アキサンゴと呼ばれ、中国、朝鮮に自生している.     グミに似た赤い実を煎じて飲めば強壮、健胃、腰痛に卓効があると、享保年間(約200~250年前、1720年頃)に薬木として入り、後,鑑賞用に転用されてきたらしい.
然し、秋,小鳥達は此の実を食べないようである.何故だろう.図鑑を読むまでは、反対に毒性の実だとばっかり思っていた。

Img_0531_blog 我が家のは、小木で雰囲気は無いが、 早春、サンシュユの大木の枝一面に、かがやく黄金色の花が空間を染める風趣は、気品に富んだ穏やかな春の風情であるに違いない.
 ”枝ながら黄に揺れており谷のしも、遠く眼立つは山采茰の花か” と詩人(鹿児島寿蔵)は歌った.
生垣に良く植えられているアオキはサンシュユと同じミズキ科である.

       イワウチワ(岩団扇)

                                                                                     Img_0537_blog

家の入り口の石の間に、長い花茎の頂に、1個の可憐な淡紅色の花が咲いている.
,一年中,手のひらより大きい光沢の有る葉、枯れた葉が茎から離れないで付いている.
 大分前に知人より貰ったもので、名前もすっかり忘れていた.

Img_0530 若い時は比較的高い山にも登ったし、草の名も覚えたが、昔の話で,すっかり忘れて覚えだせなかった.
 図鑑を調べ、漸く判った.良く知られているイワカガミと同じイワウメ科のイワウチワだ.
 葉の形が団扇に似ているところから付けられた. 
 牧野によると深山に生じとあり、低山帯上部より亜高山帯の植物である.比較的、高山の植物が庭に在るのも珍しいかもしれない.イワサクラの名で市販されていて、白花種、八重咲き種などもあるらしい

       ヒアシンス

 Img_0528_blog 毎年、此の時分になると庭の片隅のウメモドキの下にヒアシンス   が芽を出し紫の花を咲きだす.肥料を余り与えない方が無難と本にはあるが、肥料どころか殆んど手入れをしないので、花数も少なく小さい.そして 6月頃、球根を掘り出し、陰干しし、9月~10月に植え込みをすると有るが、其れもしていない.何時の間にか消え、増えもせず、減りもせず翌年また芽を出す、よくもっている.ヒアシンスの強さに感動する.甘い香りを放つそうだが、無関心でそれも気が付かなかった.

Img_0527_blog ヒアシンス(英名Hyacinth,学名Hyacinthus orientalis L.)は別名”ひあしんと、にしきゆり”とも言われ、ゆり科である.日本には安政年間「1854~1859」に入ってきた.二つの系統が有り、花の小さいローマンヒアシンスと大きいダッチヒアシンスがある.後者を一般的にヒアシンスと呼んでいる.我が家のはどちらだろうか.

      クンシラン(君子蘭) 

Img_0512_3 我が家にも君子蘭が2鉢、鮮黄赤色の花を咲かせている.ヒガンバナ科なので、彼岸花と似ている.水仙も同じ科であり、君子蘭にも白色、黄色種があるそうだ

Img_0513_2  普通,君子蘭と呼ばれているのは、ウケザキクンシランの事で本当の意味での君主蘭ではない.ウケザキクンシュランは(英名Scarret Kafir-Lily)(学名Clivia miniata)で学名のCliviaは19世紀の女流詩人の名から、miniataは”あかくなる”の意である.南アフリカのナタール地方で常緑の宿根草である                                

Img_0539_blog   此れとは別に所謂、本当のクンシュラン(C.nobilis)は花はやや小形で、垂れ下がって咲き、鑑賞的価値が低い.種名の(nobilis高貴な)から君主蘭と呼ばれる事になったらしい.                              

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コメント

我が家の黄梅は、鉢で枯れそうになったものを、サツキの植込みの陰に植えたもので、5年ばかりになりますが未だに2,3本の枝に数個の黄色い花しか咲かず、本当に小さな春を見つけたという感じです。君子蘭もあるには有りますが、トウシロウさんのように手入れが行き届かず、なんとか生きているような状態で反省させられました。  
また外来種が結構多いのですね、驚きです。渡来人と共に来たわけですね。我が家のサンシュユもそうだったのかと感心しました。実がなるたびに干して煎じて飲もうかと思っているうちに、いつの間にか冬になってしまい一度も飲んだことがない。今年こそ収穫して煎じてみよかと思っています。

投稿: 今日四朗 | 2008年4月11日 (金) 05時21分

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